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マーケットアイ
2011年3月号
 有限の経済考

成熟市場 2つの『じゅうじ』産業
1.10次産業
第1次産業 農・林・水産・牧畜業
第2次産業 製造・加工業
第3次産業 流通・サービス業
第4次産業 情報産業
これらをすべて加えると10次産業になる。
これまで経済と社会が発展するにつれて1〜4次まで順次産業として一つの体制や概念が生まれてきたが、昨今のように市場が成熟しそのキャパシティーに限界が見え始めると、生産性を改善するため垂直に情報や機能の連携のつながりを深めたり、また資本を含めて統合を進めるようになってきている。
生産、加工、流通、サービスとそれをつなぐ意志と情報システム化である。市場、顧客の情報と生産ラインそして素材の手配、この一元化は一般消費財ビジネスによって究極のシステムである。
今、市場への対応スピードおよび制度と、生産流通間のコスト削減の必要性、そして情報システム、ハードとソフトの進化から急速にその傾斜は強まっている。

2.十字産業
市場間競争が高まると各企業は当然のごとくその存在感を強める必要性が生まれ、セグメンテーション(ターゲットや品揃え)の戦術がとられる。
総合店から専門店へ、さらに明確なコンセプトやキャラクター、またカテゴリー特化などの手法がとられる。
しかしその手法は、一方で対象とする顧客を減らすということにもなり、売上の限界と成長性に大きな壁をつくるということにもなる。
そこで自らの存在感を確立するところまでターゲットを絞り込むと同時に、今度はその切り口を核にして衣・食・住・遊・休・知・健・美などのカテゴリーを増していく。ライフスタイルショップの出現である。
これからはさらに、10次産業化を縦軸にライフスタイルマーチャンダイジングを横軸にして、小売業は価値作りの高度化を目指さねばならなくなる。これを組み合わせて私は十字産業化と呼んでいる。
いずれにせよ、これまでの流通システムの中で単純な仕入れや販売、物づくりでの商売は成り立たない時代になってしまった。いかにそのビジネスフォーマットを自社らしく組み立てられるかに存亡がかかっているといえよう。

皆が踊っているパーティはやめられない
米国金融界の大物が金融工学と言ってサブプライムローンでフィーバーしているときに、なぜ止められなかったか?
現在、地球資源が不足するという現象が表面化しているが、その一方で経済競争や経済成長を争う場面は一向に衰えない。
「 穏やかな経済」「持続する地球」などの論は一部学者の理想論という扱いで、実務者がそんな言葉を使うと負け犬視される。
正に皆が踊っているパーティはやめられないのか。
後とで苦しむのは人間自身、否我々の子孫なのに・・・。

リーバースイノベーション

見えるものより、見えないものを大切に。
システム、マニュアル教育で育てるから、にじみ出る、染み入るといった徒弟や企業文化で人を育てる。
成功事例をやるより、誰もやっていないものをやる。
合理的生産性から、非合理的効果性による生産性。
労働・働くから、勤労・傍楽へ。
報酬による満足・ブランドステイタスから、世界に役立つ満足・エシカルステイタス(倫理的生き方)へ。
リスクのないことをやるから、リスクに挑戦する。
儲かるビジネスをやるから、ビジネスを儲けるようにする。

勘・感・観

小売業、ファッションが儲からなくなったのではない。儲かる仕組みづくりとその努力をしてこなかっただけである。
情報システムによる市場のデータは企業活動の排泄物。見えないといわれる未来を見透かす見識知と、未加工情報から先を見通すことが大切。
ベンチマーキングは最も危ない情報であり、古い成功者情報である。誰もやっていない最もリスクの大きいことに、用心深く取り組め。
壮大な目標と具体的で実行可能な小さな計画。
行き詰ってしまった現在のグローバル情報システム、大きな構想がなければ次の世界が組み立てられない。しかし、それだけでは具体的な手が打てない。今、具体的に手が打てる小さな実行計画で硬い壁に穴を開け、こんがらがった毛糸の糸口を見つけ出す。それが結果的に一番早い。

ますます日常

ガールズコレクション
・日常生活を楽しく・身近なアイドルと共鳴・私にもできる・ショースポーツ型スタジアムスポーツの興奮

B級グルメ

・高級レストランは落ち着かない

洋素材カジュアル着物の兆し
セミプロの手作り陶器や食器
布巾のファッション化

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